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第3回日本フットケア・足病医学会年次学術集会 アーリーランチョンセミナー共催のご報告

2023年03月27日

2023年2月11日(土)~12日(日)の2日間にわたって開催された第3回日本フットケア・足病医学会年次学術集会にて、12日にアーリーランチョンセミナーを共催いたしました。

座長に大阪大学大学院医学系研究科 特任教授 大阪警察病院 院長 澤芳樹先生をお迎えし「2万人の創傷データから見えた、 新しい虚血(潜在的重症下肢虚血) 」と題して、弊社取締役の李家 中豪と庄内余目病院 形成外科部長 兼 創傷ケアセンター長の富樫真二先生からそれぞれご発表いただきました。

2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドラインでは『創傷治癒に支障をきたすほどの重度の下肢虚血を呈していながら無症候でいる状態、すなわち「潜在的重症下肢虚血(subclinical critical limb ischemia:sCLI)」は、本来、他の無症候性LEAD※とは区別されなければならない.』と記載がされており、間欠性跛行などの症状がなく進行するため、リスク管理が重要とされています。

李家からは、これまで創傷治療のコンサルテーションを行ってきた治療成績データを元にsCLIへの対策の必要性や、下肢虚血に対する再生医療の研究動向も紹介いたしました。
また、富樫先生からは、今回のガイドラインに記載された間歇的空気圧迫療法について事例のご紹介があったほか、無症候性の虚血に対する治療の現状と新たな治療の確立への期待、改めてフットケアの重要性についてもお話がありました。

※LEAD:lower etremity arterial disease

当日は非常に多くの方にご来場をいただき、誠に有難うございました。

2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン